Firefox、機械学習でおすすめ記事を提案するAdvanceをTest Pilotで提供開始
Firefoxの次世代機能テストプログラムTest Pilotで、訪問したサイトに応じて、興味を惹きそうなお勧め記事を提案してくれるAdvanceが公開されました。
Firefoxにはすでに「後で読む」サービスのPocketが統合されており、記事を後から読み返すことが容易です。しかし、読み返す記事はあくまで自分で見つけたもの。そこに新しい記事との出会いはありません。
これに対してAdvanceは、現在閲覧中の内容をもとに、次に読むべき記事を提案してくれるもの。同様の機能を持つモバイルアプリ Laserlikeの機械学習技術が使われており、提案は他サイトの記事を含みます。よく「この記事を読んだ人は、こちらも読んでいます」とお勧め記事を表示するサイトがありますが、それをネット全体に広げたイメージです。
試しに本誌の記事を開いたところ、米EngadgetやThe Verge、Android Policeなどの記事が表示されました。また、これまでの閲覧履歴に基づき、(現在見ている内容とは関係なく)興味を持ちそうな記事を提案する機能もあります。
提案された記事に対して「興味がない」などのチェックを行うこともでき、これにより精度が向上していくとのこと。ただ、いまのところ提案されるのは英語の記事のみのようです。
興味を引きそうなニュースを学習し能動的に提案してくるスタイルは、Androidで利用できるGoogleフィード機能に近いものがあります。ChromeからFirefoxに乗り換える動機としては、少し弱い気がしますが、特定のサイト以外の記事も気軽にチェックしたい人にとっては便利に使えるかもしれません。
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