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無料のオフィスソフト「LibreOffice 6.3.4」が公開

「Calc」で保存したXLSXファイルを「Office 365」で開いた際の問題などを修正

The Document Foundation(TDF)は12月12日(中央ヨーロッパ時間)、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice 6.3.4」を公開した。120件以上の不具合が修正され、文書の互換性が改善されている。

 修正された不具合には、クラッシュを引き起こす問題や、表計算ソフト「Calc」で保存したXLSXファイルを「Office 365」で開くと修正が必要であるとの警告が表示される問題などが含まれる。

 「LibreOffice」は、Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 「LibreOffice」には新機能を積極的に盛り込んだ最新(Fresh)版と、機能改善に注力した安定(Still)版の2バージョンが存在するが、今回リリースされた「LibreOffice 6.3.4」は前者に当たる。パワーユーザーやテクノロジー愛好者、組織への導入をテストしているユーザーであれば、本バージョンの利用をお勧めする。

 一方、エンタープライズでの展開は「LibreOffice 6.2」系統(Still版)の利用が推奨されている。執筆時現在の最新版は、v6.2.8。「LibreOffice 6.2」系統はこのバージョンが最終版となる見込みだ。

 

☆出典は:

forest.watch.impress.co.jp