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”ほぼ失明状態”から…視力が改善!世界初の『iPS細胞を使った角膜の再生医療』 大阪大学が発表

大阪大学は、iPS細胞から角膜の細胞を作り、目の病気の患者に移植したと発表しました。iPS細胞を使った角膜の再生医療は世界で初めてです。

発表したのは、大阪大学の西田幸二教授らの研究グループです。
レンズの役割を果たす「角膜」が濁り失明する恐れがある「角膜上皮幹細胞疲弊症」。有効な治療法は角膜の移植しかありませんが、移植後の拒絶反応や角膜を提供するドナー不足といった課題があります。

西田教授は新たな治療法としてiPS細胞を用いた「再生医療」の研究を進めてきました。

大阪大学・西田幸二教授】
「iPS細胞から作った角膜は、拒絶されにくいことがわかってきたんですね。最終的にiPS用いた角膜の治療を開発していきたい」

西田教授らの方法はiPS細胞から角膜の細胞をつくり、さらに培養してシート状に加工した上で患者に移植するものです。

7月25日、細胞シートをほぼ失明状態だった40代の女性患者の左目に移植しました。

大阪大学・西田幸二教授】
「経過についてはいまのところ、特に問題があるようなことは起きていない。視力についてもかなり改善していると」

iPS細胞を使った角膜の再生医療は世界で初めてで、西田教授は「5年後には一般の治療で使えることを目指したい」と話しています。

 

☆出典は:

www.ktv.jp