Microsoft EdgeがChromeと同じエンジンを採用した理由とは? 日本マイクロソフトに直接聞いてみた
日進月歩で発展を続けるITの世界。「WebブラウザといえばInternet Explorer」だった時代は過ぎ去り、今では「PCを購入しネットに接続したら、まずはお気に入りのWebブラウザをダウンロードする」という人は珍しくないはず。でも、こんな疑問を抱いたことがある人もけっこういるのではないでしょうか?
「Windowsに標準搭載されているけど、Microsoft Edgeってどれくらい使えるんだろうか?」
今回は、そんな疑問を日本マイクロソフトの製品担当者に直接ぶつけてみました。ぶっちゃけ、Microsoft Edgeの使い心地ってどうなんです?
本企画は上下2本構成となっています
開発中の「ChromiumベースのEdge」ってどうなんです?
―― 2018年末、Microsoft Edgeのレンダリングエンジンが、従来の「EdgeHTML」から「Chromium」(※)に変更されることが発表されました。これによって何が変わるのでしょうか。
※EdgeHTMLは、Microsoftが開発したレンダリングエンジン。ChromiumはオープンソースのWebブラウザで、Google Chromeはこれをベースに開発されていることから「Microsoft版Chrome」と例える報道も見られた
Edgeはもともと「Windows 10にとってベストなブラウザ」というコンセプトで開発されていたのですが、世の中ではそれ以外のOSも利用されています。当社で言えば、Windows 8.1やWindows Server、間もなくサポート終了とはいえ、Windows 7をお使いの方もまだまだいらっしゃいます。また、macOSやiOS、Androidユーザーの方も多いですよね。
そこで「マイクロソフトのお客さまにとってベストなブラウザ」であることへとコンセプトを改めたのに伴い、レンダリングエンジンに関しても大きな方向転換をしたんです。すでに発表しているのですが、Chromiumを採用したEdgeは、さまざまなOSに対応することになっています。
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