グーグル、検索ページから履歴などを削除可能に--他サービスにもプライバシー管理を組み込む計画
Googleは米国時間10月24日、検索の新しいプライバシー管理機能をリリースした。ユーザーは自分の最近の検索履歴を確認し、削除することができる。
履歴を確認するには、検索ページの左上隅のメニューで「検索におけるデータ(Your data in Search)」をクリックする。このデータにアクセスするには、これまでは「Googleアカウント」から確認する必要があった。
検索時にポップアップする広告を制御するための「広告設定」など、検索時に関連するプライバシー管理機能に簡単にアクセスできるようにもなっている。また、Googleがどのような情報をアカウントに保存してGoogleサービス全体で使用するかをユーザーが調整できる「アクティビティ管理」にも、簡単にアクセス可能だ。
新しい管理機能は現在、デスクトップとモバイル版ウェブサイトのGoogle検索で提供されている。「iOS」と「Android」のGoogleアプリにも、数週間のうちに提供される予定だ。Googleは2019年に、Googleマップなどのサービスにもプライバシー管理機能を直接組み込むことを計画している。
プライバシーやデータの取り扱いに関するGoogleのポリシーに対しては、厳しい批判が続いている。9月には、「Chrome」ブラウザにおけるユーザーデータの取り扱い方をめぐって非難を浴びた。「Google+」利用者の個人情報が流出した問題についても、公表せずに隠ぺいしようとしたと報じられ、批判されている。「Gmail」アカウントへのアクセスを誰に許可しているかについて、疑問視する声が挙がったのも最近のことだ。
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