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ホンダが開発するヒューマンフレンドリーなロボット「Haru」が愛され続けるための表現手法を実装!

ロボットへの高すぎる期待値は、実際使ってみたときのガッカリ感につながる。とりわけ、見た目が与える期待感は厄介で、人間と同じくらいのサイズのヒューマノイドが、スマートスピーカーと同程度のことしかできなかったとしたらモヤモヤしてしまうだろう。

こうしたことから、ロボットを設計する際に、ユーザーの期待値の調整を考慮に入れることは必須だ。

Honda Research Instituteでは、コミュニケーションロボットの設計を通して、見た目や動きと機能のバランスを研究している。

・あえてユーザーの期待値を低く保つ設計

さまざまな研究により、ロボットへの期待は外観や挙動から形成されることがわかっている。また、これまで商業的に成功したコミュニケーションロボットは、ユーザーによる暗黙の錯覚を織り込んだ設計になっており、あえてミニマルなアプローチをとることも多い。

つまりコマーシャル戦略としては、ユーザーの興味を喚起しつつも期待値を低く保つような設計がポイントとなる。

一方で、ロボットの継続的な利用を促すためには、ユーザーへの感情的関与を最大化することも重要だ。

双方を実現するためにHonda Researchがとったアプローチは、アニメーターやデザイナーを設計の初期段階からチームに参加させたこと。彼らのアイデアは必ずしも実現可能なものばかりではないが、まずはエンジニアリングの制約を超えてアイデアを広げることが重視された。

 

☆出典は:

techable.jp