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日本発、「音声感情解析」のスタートアップに世界が注目

今年5月にルクセンブルクで開催されたカンファレンス「ICT Spring」のピッチコンテストで、日本のスタートアップが優勝した。その企業、Empathが扱うのは「音声感情解析」という聞き慣れない技術である。技術のユニークさを大きく評価された彼らは、いったい何をなそうとしているのか。

欧州の金融ハブであり、ビジネスの要所でもあるルクセンブルク。神奈川県ほどの面積の国土のなかには世界28カ国の銀行約140行があり、スカイプ本社、楽天、アマゾンといったテック企業や宇宙関連企業が拠点を構えている。しかも近年はブレグジットの影響もあって、その数が増加中だ。

ICT Spring」は、そんなルクセンブルクで毎年開催されるICTカンファレンスである。

2日間にわたって開催されるこのイヴェントには、世界70カ国以上から約500社の企業と5,000人以上の参加者が集まる。100人以上のスピーカーのなかにルクセンブルクの首相や財務相が名を連ねているあたりからも、この国がいかにICTに力を入れているかがうかがえる。

このICT Springのピッチコンテストで今年、ある日本企業が優勝した。

世界各国からの応募企業180社の頂点に立った、その企業の名はEmpath(エンパス)。「音声感情解析」という聞き慣れない技術の開発を行っているスタートアップである。

47カ国700社が使う感情解析システム

音声感情解析技術とは、その名が示す通り、音声から人の感情を解析・認識する技術だ。人が話す速さやピッチ、トーンなどをAIに解析させることにより、リアルタイムで「喜び」「平常」「怒り」「悲しみ」の4つの感情と元気度を判断する。

 

☆出典は:

wired.jp