2018-06-05 AdChoices Facebookをやめる、という選択もありだ ニュース プライバシー問題をめぐるFacebookの一連のスローモーション的対応をみて、多くの人が、おそらくあなたもFacebookの利用をやめようとか考えている。少なくとも、ソーシャルネットワークの活用方法を変えようとしている。我々にとっては幸い、ザッカーバーグにとっては残念ながら、Facebookをやめるのはかつて難しいものだったが、今ではそうではない。大事なことは、ソーシャルメディアはあなたが使うものであり、その反対、つまりあなたがソーシャルメディアに使われる、というものではないということだ。 誰かとやりとりをする、という役割にとどまらず、ソーシャルメディアは私たちの暮らしにすっかり浸透しているが、ソーシャルメディアをどのように使うか選ぶことは可能だ。それは素晴らしいことだ。社会規範やテクノロジーの進歩にとらわれることなく、私たちが自身の体験を自由にデザインできることを意味している。 この記事では、なぜソーシャルメディアの利用方法をコントロールをするのに今が適しているのかについて書く。Facebookにフォーカスするが、InstagramやTwitter、LinkedIn、その他のネットワークにもあてはまることだ。 イノベーションの失速は安定した商品を意味する Facebookを取り巻く環境は2005年と、2010年、2015年ではまったく異なるものだった。その10年間でモバイルや、ブロードバンドが格段に充実し、社会に浸透した。ウェブネイティブプラットフォームはすっかり成熟し、より安全で安心して使えるものになった。それまではかなり機能が限られていた電話はスマートになった。多くの人にとってコンピューターも同様だ。その結果、GoogleやFacebook、Amazonといったインターネットベースの企業は、ニッチな存在から世界を支配するような存在へと変貌を遂げた。 さまざまな理由で、そして多くの点で移行期だった。絶えず変革が続く中で商品やサービスが展開されてきた。少し前にそれらがどんなふうに展開されていたか、どんな制約があったかを考えると、おそらくあなたは驚くに違いない。私たちがいまオンラインで当たり前のようにやっている多くのことは、この10年間で発明され、人気になったものなのだ。 しかしこの数年では、インターネットによる恩恵が劇的に減った。あなたがもっと使いたいと思うような機能をFacebookは加え続け、人々をオンラインにしばりつけるような方策を絶えず追求している。これはなぜなのか。 ☆出典は: jp.techcrunch.com