サイエンス
地球上で最も乾燥した場所でも空気中には水分が含まれており、その水分を抽出する方法さえあれば人類はよりさまざまな環境で生存することが可能になります。この考えに基づき、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは空気中から水分を抽出するシステム…
スズメバチの攻撃本能を一時的に失わせる化学物質の存在を、高知大の金哲史教授(化学生態学)らが発見した。 金教授らは、鹿児島市で26日に行われる「日本応用動物昆虫学会大会」で研究成果を発表する。 この化学物質は「2―フェニルエタノール」で、バラ…
「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」と呼ばれるリンパ球の一種を活性化させて、免疫細胞によるがん細胞への攻撃を促す免疫療法の開発に向けて、慶応大病院や理化学研究所が12日、臨床試験(治験)を始めた。 NKT細胞は、がんを攻撃するさまざまな免疫…
有害物質やレアメタルを使わず、自然の中に放置しても環境に悪影響を与えない電池をNTTが開発した。微生物によって分解されるプラスチックで覆われており、やがて土に混ざっていくという。様々なものにセンサーを埋め込む「IoT」が広がる中で、使用後…
大阪府立大学生命環境科学域附属 獣医臨床センターの島村 俊介准教授の研究グループは、シャープ株式会社と共同開発したウェアラブルセンサーを用い、犬の心拍変動解析から、犬の散歩・食事などの生活スタイルと、犬のリラックス度合いを示す指標の関連性を…
【2月9日 AFP】米ニューヨークと英エディンバラの研究チームは9日、ヒトの卵細胞を研究施設で完全に成熟させることに成功したと明らかにした。不妊治療を革新する可能性があるという。 英学術誌「Molecular Human Reproduction」に掲載された研究成果による…
英ケンブリッジ大学の研究者らはこのほど、食品とがんの進行・転移との関係を示す研究結果を発表した。 英科学誌「ネイチャー」に掲載された研究論文によると、アスパラギンと呼ばれる栄養素が不足すると、乳がん細胞の成長が妨げられることが動物実験で分か…
東京大や慶応大などの研究グループが、空中を飛び回るホタルのような発光装置を開発した。空中ディスプレーなどへの応用を目指している。 東京大の川原圭博准教授と高宮真准教授、慶応大の筧康明准教授らが開発した装置は、発光ダイオード(LED)を内蔵し…
多くの人を苦しませている「がん」の治療でまた新たな成果が報告されています。スタンフォード大学の研究チームは、2つの免疫系刺激物質をマウスの腫瘍に直接注入することで、その部位だけでなく全身に分散していた腫瘍までをも消滅させることができたと発表…
今、睡眠に対する社会的関心が高まっている。睡眠障害は肥満などメタボリック症候群の引き金になるだけでなく、免疫異常やがんの発生リスクを高める事実も明らかになってきた。筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長の柳沢正史教授が、睡…
千葉県がんセンターなどの研究チームは、数滴の血液を検査して90%近い確率でがんを診断できる方法を見つけたと発表した。血液中の微量元素の濃度ががんの種類によって異なることに着目し、その組み合わせで診断する。検査に必要な処理や測定方法は簡単で…
DuoSkinは、誰でも自分の肌に直接取り付けることができるカスタマイズされた機能デバイスを作成できる製造プロセスです。 安価で、肌にやさしく、日常的な服用に耐える材料であるゴールドメタルリーフを使用して、感触タッチ入力、出力表示、およびワイヤレ…
我々は酸素を代謝し、二酸化炭素を排出する。言わずと知れた、「酸素呼吸」である。ある種の特異な生物は、硫黄やその化合物を代謝してエネルギーを得る。これは20世紀終わり頃から知られていた事実である。ところが、われわれヒトを含む哺乳類も、酸素呼吸…
人工知能(AI)とロボットを組み合わせ、薬の開発に使う質の良い細胞を自動で作る取り組みを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と武田薬品工業の子会社が始めることが14日、分かった。細胞培養を担う熟練の技術者の人材不足を補うと期待され、年内に共…
「地球にやさしく」が叫ばれてから、飲食店では割りばしがエコ箸に変えられ、会社では冷房温度を高めに設定、一般家庭では車を電動自動車に変え、屋根にソーラーパネルを設置するなど、なんとか地球温暖化に歯止めをかけようという動きが活性化している。 し…
科学的研究の有効性を、科学的研究が証明しました。ビジネスを躍進させる発明の多くは科学的な研究から着想を得ていたことを、ノースウェスタン大学のビジネススクール、J. L. Kellogg School of Managementのベンジャミン・ジョーンズ(Benjamin F. Jones)…
カリフォルニア大学サンディエゴ校は22日(現地時間)、人体表皮に貼り付けることで汗からエネルギーを抽出し、発電する伸縮自在のウェアラブルバイオ燃料電池を開発したと発表した。 本バイオ燃料電池は、人間の汗に含まれている乳酸を酸化させる酵素により、…
東京大学生産技術研究所は、銅触媒によってα-ブロモアミド化合物とアミンとのアミノ化反応に成功し、さまざまな非天然型アミノ酸誘導体を作る基本技術を開発したと発表した。 同研究は、山口大学大学院創成科学研究科の西形孝司准教授と、東京大学生産技術研…