「人工の月」を打ち上げて夜間の都市を照らす計画が進行中
民間の航空宇宙会社であるChengdu Aerospace Science and Technology Microelectronics System Research(CASC)が、中国西部の都市である成都市を、街灯ではなく人工的に作った月で照らすという驚くべき計画を進めています。
CASCのウー・チュンフェン会長によると、成都での街灯に使用される電気代を節約するために、人工的に作られた月を打ち上げる計画を進行中であるとのこと。打ち上げられた人工月は地球上のエネルギーではなく太陽光を反射して成都を照らすことになるそうです。
人工月は本物の月のように巨大な球状の物体である必要はなく、地上では薄い板のような形状になるとのこと。これを打ち上げるとソーラーパネルのような翼が開き、特殊な反射コーティングを施された板が太陽光を直接反射し、成都まで光を届けてくれるそうです。人工月は地上の直径10~80kmのエリアを照らすことが可能で、数十メートル単位で照明位置を制御することも可能とのこと。
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