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犬猫へのマイクロチップ装着、徳島県内で増加 10年で7000匹超す

ペットの身元を証明する「マイクロチップ」が装着された犬や猫が徳島県内で増えている。ここ10年ほどで7千匹以上に増加。迷い犬の飼い主が特定でき、殺処分を免れた例もある。装着率は犬11・28%、猫3・6%で依然として低く、県動物愛護管理センター(神山町)は装着を呼び掛けている。

 チップは直径2ミリ、長さ8~12ミリのカプセル。生体適合ガラスの内側に15桁の識別番号が記された集積回路が内蔵されている。動物の首の後ろに、獣医師が専用の注入器で取り付ける。

 識別番号は、飼い主の連絡先と共に動物ID普及推進会議のデータベースに登録され、専用の読み取り機を首の後ろにかざすと確認できる。費用は6千円ほどで、県獣医師会に加盟する動物病院では3千円。犬は生後2週ごろ、猫は生後4週ごろから装着できる。

 センターによると、2008年末に県内で装着していたのは112匹。全国最少だった。費用を補助したり、装着した飼い主にペットショップなどで使える特典付きクーポンを配ったりした結果、15~17年度に年間1260~1660匹増え、18年3月末時点では7452匹(犬5530匹、猫1908匹、その他14匹)になった。

 ただ、県内の推計飼育数(17年3月末時点)は犬4万9012匹、猫5万2309匹で、大部分が装着していない。17年度にセンターから持ち主に返還された犬170匹のうち、装着していたのは4匹だけだった。

 動物愛護管理法ではワニガメなどの特定動物はチップ装着が義務付けられているが、犬や猫は義務がない。

 

☆出典は:

www.topics.or.jp