世界の新製品とビジネストレンド情報

広範囲のweb情報を検索し常に新鮮な情報をお届けします。事業の新企画、スタートアップに活用下さい。

米ワシントン大、電気を使わずWi-Fi経由で情報を送信するセンサー技術を発表

この技術は、3Dプリントしたプラスチック製センサーに「後方散乱方式(backscatter system)」を適用して一般のWi-Fi受信機と情報交換させようというものだ。
後方散乱方式は、2016年に同大学が発表した「相互散乱通信(interscatter communication)」の類型で、機器自らが電波を出す代わりに、アンテナでWi-Fiルーターなどの無線機器からの電波を反射し、そこに情報を乗せて送る技術だ。

今回発表されたセンサーの場合、導電性フィラメントで3Dプリントしたアンテナをセンサーに埋め込む。センサーが捉える物理的な動きがギアやばねを通してアンテナに伝達されて間欠的にアンテナを接続または切断し、電波の反射状態を変えることで情報を伝達する仕組みだ。さらに、導電フィラメントの材質を変えて、その磁気特性から静的な情報も乗せることが可能だという。

 

☆出典は:

fabcross.jp