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ハサミでチョキチョキ!誰でもワイヤレス充電器が作れるシート 東大が開発(動画)

家具やカバンなどの形に合わせてシートを切るだけで、電源コードをつかわずに、ワイヤレスで充電できるシートを東京大学の研究グループが開発した。

 

 スマホの充電用などに使われる従来のワイヤレス充電器は、送電コイルから受電コイルへ電力を無線で送る仕組みで作られている。さまざまな構造があるが、充電器に内蔵された送電コイルの真上に、スマホの給電ポイントを置くようにして使うものなので、コイルの数はせいぜい数個。しかしこれでは、限られた狭い範囲しか充電できない。

 
シートを切断しても電流が行き渡るようにするには、H型の配線がポイントだったという。(a)はもちろん、(b)のハートや星などといった複雑な形もが可能だが、中央のコネクターを切り抜く、あるいはコネクターにつながる配線を全て切り抜くような形は不可

 

 東大大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授らのグループが開発したのは、40センチ四方の薄くて柔らかいシート状の基盤に、中央に電源となるコイルアレイを配置して、中央から外側に向かってアルファベットの「H」の形をつなげるように配線を施したもの。

 

 このシートを、机や棚、壁など、身近なインテリアや衣服などの形状に合わせて切断し、表面に貼り付けるだけで、スマホやセンサー、家電や照明などのさまざまな電子機器が自動的に給電できるという画期的な仕組みだ。

 

☆出典は:

www.hazardlab.jp