傷の治療方法に革命、治癒や修復を促進する新素材が開発される
ヤケドの治癒を助けるためのコラーゲンスポンジや、折れた骨の修復に用いられるインプラントなど、傷の修復を手助けする素材はこれまでにも開発されてきました。しかし、傷の修復過程は時間と共に変化するものだということで、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者たちは、傷と相互作用して、その時々にあわせた形で治癒を促進する新しい生体素材を開発しました。
New material could ‘drive wound healing’ using the body's inbuilt healing system | Imperial News | Imperial College London
http://www.imperial.ac.uk/news/189689/new-material-could-drive-wound-healing/
New materials could 'drive wound healing' by harnessing natural healing methods -- ScienceDaily
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/01/190107075551.htm
研究者が開発したのはTraction force-activated payloads(TrAPs)と呼ばれる技術。研究を行った1人であるBen Almquist氏は、人体の組織と相互作用して体の自然治癒を促進するTrAPsが新世代の素材となる可能性について述べており、既存の医療素材に組み込むことで治療の革命的な方法となりえるとしています。