(ヒット!予感実感)ふたで段ボール楽々開封
段ボール箱を開けたいのに、カッターがどこにあるか分からない。そんな小さなストレスを解消してくれる商品を、文具メーカーのゼブラが8月に売り出した。名前は「マッキーワーク」。油性ペンでおなじみのマッキーシリーズの新しい仲間だ。キャップについた黄色い突起を使えば、簡単に段ボール箱を開封できる。実際に使ってみた。
キャップ部分を持って、まずは黄色い突起の先端を段ボール箱に貼られた粘着テープに突き刺す。そのまま引くと簡単に粘着テープが裂け、すぐに開封できた。突起は、くびれのある三角形のような独特の形だ。このくびれが粘着テープを逃さず、スムーズな開封を可能にしている。先端を含めて、鋭くとがっているところはなく、あやまって箱の中身や手を傷つけてしまう心配も少なそうだ。
発案したのは、商品開発部の中田裕二郎さん(50)。通販などでさまざまな車用品を購入し、愛車のポルシェをいじるのが趣味だ。「荷物が届くたびにカッターを探している自分に気づいた。それが開発のヒントになった」と振り返る。
初代マッキーが発売されたのは1976年。これまでのシリーズ全体の販売本数は18億本にのぼる。通販の広がりを捉えたマッキーワークのように、マッキーシリーズは時代とともに進化してきた。
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