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Twitterのジャック・ドーシーCEOは「Twitterをより健全な場所にするため率先して行動したい」と語る

Twitterでは、差別的な発言をするアカウントがほかのプラットフォームと比較してBANされにくいとされています。たとえばYouTubeでは、差別的主張や陰謀論を唱えるアレックス・ジョーンズ氏のYouTubeチャンネルを停止するといった措置がとられていますが、Twitterアカウントは残っています。「Twitter上で差別的な発言が許容されているのは、ジャック・ドーシーCEOの判断によるものだ」という指摘もされていますが、ドーシー氏は「Twitterの健全性を強化していきたい」と語っています。

Twitter wants to ‘increase the health of public conversation’
https://www.engadget.com/2018/09/05/twitter-jack-dorsey-public-square-health/

2018年9月5日に開催された下院エネルギー商業委員会に出席したドーシー氏は、「Twitter:透明性と説明責任」と題された聴聞会で発言を行いました。その中でドーシー氏は、「Twitterの目標は公開された会話の健全性を高めることです」と発言し、Twitter上の有害なコンテンツを積極的に排除していきたいという姿勢を明らかにしたとのこと。

Twitterは悪意のあるアカウントや有害なアカウントの停止について、ユーザーからの通報システムに大きく依存しています。ところが、ドーシー氏は一般ユーザーの協力に頼る現状を変え、より積極的にアカウント停止を行っていくようにシステムを変化させるべきだと主張しました。

ドーシー氏は2018年8月25日に亡くなったジョン・マケイン上院議員の娘である、メーガン・マケイン氏に対する脅迫行為がTwitter上で行われた事件に触れたそうです。この脅迫行為は早々に複数のユーザーによって発見されていましたが、実際に脅迫行為を行ったアカウントが停止されるまで数時間かかりました。「私たちの対応は遅すぎました」とドーシー氏はTwitterの不手際を認め、被害を受けたユーザー自身がTwitterに報告しなければならない現状のシステムを、変える必要があるとしています。

 

☆出典は:

gigazine.net