手描きイラストを自動補正! 話題のGoogleデジタルホワイトボード、ネックは値段
Googleは8月8日、クラウド型のデジタルホワイトボード「Jamboard」を日本国内で販売することを発表した。
Jamboardは55インチ型4Kディスプレイのデジタルホワイトボード。専用のタッチペンでディスプレイに直接書き込め、専用の消しゴムで簡単に消せる。まさに、一般的なホワイトボードと同様に書いたり消したりすることができるのだ。
Googleのオフィス向けクラウドコンピューティングソリューション「G Suite」に対応しており、GoogleドキュメントやスプレッドシートをJamboardに表示できるほか、ウェブ上から画像やコンテンツを取り込むこともできる。
作業内容はリアルタイムでGoogleドライブに保存されており、作業履歴の閲覧はもちろん、Jamboradに書き込まれた内容を別の端末で編集することもできるという。
さらに、手書きで書いた文字を自動で認識しテキスト化したり、手描きイラストを認識してそれに近いイラストを表示したりする機能も搭載。たとえば、手書きでうさぎの絵を描いたら、Jamboradがそのイラストを判別し、誰が見ても「うさぎ」と分かるようなシンプルなイラストを提示してくれる。
通常のホワイトボードであれば、会議中にその内容を書き写したり、スマートフォンで撮影して保存したりする必要があったが、そういった手間を一切省けるJamboard。ネットユーザーたちもその使い勝手の良さに注目しているようだが、大きなネックとなっているのが、その価格。
Jamboardの本体価格は64万円(税別、以下同)、管理費とサポート費用として年間7万7000円がかかる。さらに、Jamboardを利用するにはG Suiteへの加入が必要で、別途料金も発生するのだ。
企業向けのサービスなのでそれなりの料金であることは仕方ないが、その便利さを魅力に思いながらも、実際に体験する機会はあまりなさそうなことに落胆するネットユーザーは多数。一方で値段はさておき、もっと大きさが欲しいといった声も散見され、需要が確実にあることは間違いなさそうだ。
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