新興家電メーカー、アンカー・ジャパンがたった5年で急成長を遂げた理由
Amazonなどで、おもにモバイルバッテリーなどのスマートフォン周辺機器やモバイル関連商品を購入しようとする際、必ずといっていいほど視野に入ってくるのがAnker(アンカー)製品。高い性能、コストパフォーマンス、優れたデザイン性によって、ユーザーからの評価が高い同社は「元Google出身者が作ったメーカー」として知られ、近年グングン支持を得ています。今回は、Ankerのフィロソフィーに惚れ込み、日本市場の開拓を手掛けるアンカー・ジャパンの井戸義経社長に、同メーカーが急速に成長している理由を聞きました。
Googleの元プログラマーが立ち上げた画期的な「ビジネス家電構想」とは?
――もともとAnkerとはどういった企業だったのでしょうか?
井戸義経(以下:井戸) AnkerはGoogleのスタッフだったスティーブン・ヤンによって設立された中国のハードウェアベンチャーです。
スティーブン・ヤンは北京大学を卒業し、アメリカの大学院に進学し、インターンシップをGoogle本社で行ったことをきっかけにGoogleに入りました。Googleではエンジニアとして働いており、社長賞を受賞するほど優秀なプログラマーでしたが、とあるきっかけでハードウェアをインターネットを通じて販売することに関わることになり、Googleの仕事と並行しながら実験していきます。
☆出典は: