ディズニーが挑む 脚本からVRアニメを自動生成【GDC2018】
ディズニーの研究機関ディズニー・リサーチは、脚本からVRアニメーションを自動生成するプロジェクトに取り組んでいます。同社はこのプロジェクトによって、アニメーションの製作期間を短縮し、より多くの素晴らしい作品をファンに届けることを目指しています。
ディズニーは、これまで数々の大ヒットアニメ作品を生み出してきました。映画の脚本から3D映像を自動生成するといった研究プロジェクトにも力を入れて取り組んできました。アニメ映画は最長で2年ほどの制作期間を必要としていることから、その期間を短縮し素晴らしい名作を世の中に次々に届けることが主な狙いです。
サンフランシスコで開催中のVRDC2018では、脚本を3D映像に変換する動画編集ツール『CARDINAL』のプロトタイプが紹介されました。
『CARDINAL』は、「Unity」などのゲームエンジンに似たインターフェースです。脚本を『CARDINAL』にアップロードする前に、キャラクターや3Dオブジェクトを配置します。マウス操作のみで、キャラクターを配置した後、『CARDINAL』に脚本をアップロードすると、設置したキャラクターが自動的に演技を始め、簡単なアニメーションが完成するというもの。
生成したアニメーションは3D映像となっており、パソコンの画面だけでなくVRヘッドセットを利用して、様々な角度から確認を行うことができます。
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