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ダメなWebサービスの最も簡単な見つけ方[コラム]

ブログ以降、多くのWebサービスは同じようなユーザーインターフェイスになり、そこに、ユーザーフレンドリーな視点が感じられないものも多い。慣習は慣習であり正解ではない。

ユーザーに必要なのがフレキシビリティなのか、ルールなのかは、サービスによって変わるからこそ、その見極めと、それらに応じたインターフェイスの作成が、良いサービスに直結する。ということは、ユーザーに無理を強いるインターフェイスは、その時点で失格と言えるのではないか。

Googleが登場した頃、インターネットの世界はまだ、検索エンジンの黎明期だった。いち早くロボット型のWebページ収集を行っていたとはいえ、他の検索エンジンもすぐに技術的には追いついた。それでも、日本でGoogleのシェアが圧倒的になったのは、もちろん、サーチエンジンとしての精度もあるが、それ以上に、とにかくユーザーに負荷をかけない、そのサイトの構築姿勢だろう。

特に、いち早く「あいまい検索」を取り入れたのが大きい。「ゆず」でも「ゆづ」でも「ユズ」でも「柚子」でも「融通」でも、「ゆず」と入力すれば、それらがヒットするシステムは、非効率に見えるが、この「非効率」こそが、ユーザーが検索エンジンに求めるものだったのだ。
検索エンジンによる検索結果は、検索する側の言葉のセンスに大きく左右される。それは、サービスでどうこうなるものではない。インターネットは言語で作られて、言語で検索する以上、それはどうしようもない。ならば、フィルターは少ないほど、多くの人にとって使いやすい。

 

☆出典は:

dxleaders.com