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スマホの充電が月1回で済む!? 空気電池って?

ジャーナリストの堀潤がメインMCを務め、視聴者の気になるニュースや話題を掘り下げてお届けするTOKYO MXのニュース生番組「モーニングCROSS」。1月26日(金)放送の「オピニオンCROSS」のコーナーでは、化学講師・坂田薫さんが、次世代電池 “空気電池”の可能性について紹介しました。

ジャーナリストの堀潤がメインMCを務め、視聴者の気になるニュースや話題を掘り下げてお届けするTOKYO MXのニュース生番組「モーニングCROSS」。1月26日(金)放送の「オピニオンCROSS」のコーナーでは、化学講師・坂田薫さんが、次世代電池 “空気電池”の可能性について紹介しました。
現在、私たちの日常生活に欠かせない存在になっているリチウムイオン電池。小型・軽量、高出力、寿命が長いという特性を生かして、スマートフォンやノートパソコンなどの電子機器に使用されているほか、電気自動車の動力源としても活躍しています。一方で、坂田さんによるとリチウムイオン電池の性能は、「理論上の限界に近づきつつある」。
そこで、リチウムイオン電池を超える高性能次世代電池の研究が活発化しています。
そのひとつで、坂田さんが「生活を大きく変える夢の電池」と期待を寄せるのが“空気電池”。
スマホの充電が月1回で済む!? 空気電池って?
空気電池とは、電極の一部に大気中の酸素を使う乾電池。リチウムイオン電池の性能を超える要素として、より小型・軽量化が可能である点を挙げます。
「電池の構造として、マイナス極から電子を放出し、プラス極で電子を受け取って処理する反応が起こります。そのためプラス極には電子を処理する物質を加える必要があります。その物質が空気電池の場合は空気なので、穴を開けておくだけで無限に(空気が)提供されるため必要ない。その分、小型・軽量化できるんです」と坂田さんは言います。

坂田さんが空気電池の研究者から聞いた話によると、理論上はスマートフォンの充電が月1回で済むようになるかもしれないとのこと!
東日本大震災の教訓から開発された災害時用の電池や、補聴器用の小型電池など、蓄電池ではない使い切りの空気電池はすでに製品化されているものもあります。