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CES 2018レポート ― 第27回 血圧計搭載やプロジェクター内蔵、自己発電まで、CESで見つけたスマートウォッチ

 スマートウォッチと言えば、どの製品も文字盤をカスタマイズしたりアプリを入れたりと、各社の製品でできることはそう変わりません。しかし、CES2018には普通のスマートウォッチにはない特殊な機能を搭載した製品が多く出展されていたのです。


腕にはめるだけで血圧を測れる
オムロンの血圧測定ウォッチ
 血圧と言えば、二の腕に「カフ」と呼ばれる帯を巻き付け空気の圧力をかけて測定するのが一般的。しかし、オムロンの「HeartGuide」は手首にはめる普通の腕時計の形でありながら、バンド部分で血圧を測ることができるウェアラブルな製品です。血圧が気になる人でも、これさえあれば外出中や旅行中でも、いつでも簡単に血圧を測定できるのです。


一見すると普通の腕時計に見える「HeartGuide」
 バンド部分は二重構造になっています。一般的な血圧計同様、血圧測定時は内側のバンドがふくらみ腕首に圧力をかけて測定を行ないます。その分電力を使いますが、毎日数回の測定を行なっても1週間程度は電池は持つとのこと。FDAの認証を受けるなど、医療機器として正式な認可を受けてから発売される予定です。


バンドは二重構造になっている
 血圧の表示は数値で示されるほかに、緑、黄、赤など5段階の円周の色で状態が表示されます。ぱっと色を見るだけで今の血圧状態がわかるというわけです。血圧計以外の機能としては心拍計活動量計として歩数や睡眠時間、消費カロリーの表示、そしてスマートフォンと連携してSNSや通話の通知を受けることも可能。商品化は2018年中の予定とのことです。

 

☆出典は:

ascii.jp