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テニスの練習、AIで強化 試合構成や戦略などアドバイス NTT西、中・高生向けに開発へ

NTT西日本は中・高校生のソフトテニス部向けに、人工知能(AI)を使った練習強化システムを開発する。カメラで撮影した生徒の練習映像をAIが分析し、試合構成や戦略などをタブレット端末でアドバイスする。すでに10月からソフトテニス強豪校の練習を撮影し、得失点の分析などを始めた。このデータを模範プレイとしてAIに学習させ、生徒の練習映像と比較する仕組み。今後、解析精度を高めて完成させ、早期の事業化を目指す。

 まずソフトテニスの練習場に設置した2台の4Kカメラで、生徒の練習風景を撮影する。撮影と並行して強豪校の練習データを基に作成した模範プレイと、生徒の練習映像をAIが比較・分析。撮影後、タブレットのアプリケーション(応用ソフト)で、得点につながる試合構成や戦略のほか、サーブの打点や狙うべきコースも表示する仕組みだ。

 分析結果はアプリに蓄積できる。人の動きやボールの打点・速度・軌跡などは、リアルタイムに確認することも可能だ。

 部活動の指導は、競技経験のない教員が担当することが増えている。適切な指導が困難なケースや教員の長時間労働につながるなどの課題が指摘されている。データを基にしたアドバイスで生徒の競技力向上に役立てるほか指導教員の負担軽減にもつながりそうだ。

 スポーツにAIを活用する事例は多く、リオデジャネイロ五輪パラリンピックではバレーボール全日本女子が採用。選手の動きをAIが分析し、対戦相手がボールを打つコースなどを予測した。

 

☆出典は:

newswitch.jp