カリフォルニア大学サンディエゴ校は22日(現地時間)、人体表皮に貼り付けることで汗からエネルギーを抽出し、発電する伸縮自在のウェアラブルバイオ燃料電池を開発したと発表した。

 本バイオ燃料電池は、人間の汗に含まれている乳酸を酸化させる酵素により、人間の汗を電流へと変換。LEDやBluetoothデバイスを駆動できる。

 バイオ燃料をウェアラブル端末と連動させるには伸縮性と面積当たりの出力の増加が課題であった。開発チームは“橋と島”と呼ばれるドットの列をバネのようなものでつなげる構造を採用することで伸縮性を解決した。また、3D印刷されたカーボンナノチューブ構造をドット列上部に配置することで、従来のウェアラブルバイオ燃料の約10倍の出力を実現させた。

 結果、このバイオ燃料電池を装着、運動に伴う発汗により、青色のLEDを4分間点灯することに成功した。

 

☆出典は:

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1076907.html