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天然では得られないアミノ酸を作る基本技術を開発-東大生研、山口大

東京大学生産技術研究所は、銅触媒によってα-ブロモアミド化合物とアミンとのアミノ化反応に成功し、さまざまな非天然型アミノ酸誘導体を作る基本技術を開発したと発表した。

 
 

同研究は、山口大学大学院創成科学研究科の西形孝司准教授と、東京大学生産技術研究所物質・環境系部門の砂田祐輔准教授らの研究グループによるもので、同研究成果は「Angewandte Chemie, International Edition」に掲載された。

生命は20種類の天然アミノ酸を利用することでその活動を維持しているが、天然のアミノ酸はその種類や構造に制限がある一方で、天然では得られない非天然型アミノ酸の種類や構造には制限はなく、期待される機能も無限に付与することが理論上は可能となっている。特に、非常に大きな構造を持つアミノ酸は、画像診断薬や特定の細胞と強く相互作用することが知られているが、構造の大きな第4級炭素中心を持つ構造になると、カルボニル(-COR)の隣接炭素上にアミノ基を導入することは立体的な制限から極端に難しく、利用できるアミノ酸の種類が限られていた。

 

☆つづきは:http://news.mynavi.jp/news/2017/08/23/118/