プロが指南!大切なデータを守るバックアップ術
家族や友人との写真データが消える……とても残念な事態です。パソコンのトラブルサポートの中でも、常に件数上位にあるのが、写真や仕事の書類など「パソコンのデータ消失」に関する相談です。
当社ではデータ復旧のサービスを行っていますが、消失したデータは100%復旧できるとは限りません。つまり、大切なデータは日頃からバックアップを取っておくことが重要。
そこで今回は、日本PCサービスの玉置が、安全なバックアップの方法について解説いたします。
■玉置 和大
日本PCサービスが運営する「ドクター・ホームネット」横浜六角橋店の店長を務める。パソコン、スマホ、タブレットなどのトラブルの中で、得意分野はハードウェア系のトラブル対応。デジタル機器のお困りごとがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください→0120-611049
■Dドライブへではバックアップできない?!
実を言うと「バックアップって大事」とお考えの方は多いのです。ところが、いざトラブルが見舞われた時「バックアップしているつもりができてない!」というケースが見られます。
それが「Dドライブへのバックアップ」。
Windowsパソコンをお使いの方は、ハードディスク内に「Cドライブ」「Dドライブ」という複数のデータ格納スペースをお持ちの場合があるでしょう。この複数の格納場所それぞれに同じデータを置き「バックアップしている」つもりの方が多いのです。
しかし!これは全くバックアップではありません。CとD、2つのドライブがあってもこれは、1つのハードディスクを“仮想的に仕切っている”だけ。いうならば、お弁当箱を板で仕切っているような状態です。もしハードディスクが壊れてしまった場合、CもDも同時に使えなくなり、データは失われてしまうのです。
では、正しいバックアップとは?
一番のオススメは、外部ストレージと呼ばれる、USBメモリや外付けハードディスクなどの別の場所に、データのコピーをしておくことです。
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