世界の新製品とビジネストレンド情報

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サイエンス

将来は雨傘でスマホ充電?1滴の水で100個のLEDを点灯できる研究が発表

地球表面の約70%を覆う「水」は持続的な環境づくりを行うための再生可能エネルギー源として注目が集まっているものの、たとえば水力発電は必ずしも効率的に電力に変換できているとはいえないなど、常に技術的な制約が立ちはだかっていました。 そうした方法…

腕に装着できる空気清浄機「FitAir」が販売開始。1万4800円

FitAirアプリを使って周囲の空気の質や温湿度を確認できる Glotureは1月14日、リストバンドで腕などに身につけて持ち運べる空気清浄機「FitAir」を発売しました。価格は1万4800円(税別、以下同じ)で、同社のECサイト「GLOTURE.JP」にて販売します。 空気清…

Googleが「瞬時に天気予測が可能なシステム」を開発

正確な天気予測は「非常に難しい」とされていますが、機械学習は天気予測の精度を向上させることができるのではないか、とかねてから研究者は指摘してきました。Googleがこのアプローチに着手しており、新たな論文によると、Googleの研究者は最大6時間後まで…

ついに風邪を完全予防? ゲノム編集で=米研究

アメリカの研究チームが、一般的な風邪や、まひにつながるウイルスの感染を完全に予防できる可能性のある方法を突き止めたと発表した。 米スタンフォード大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校のチームが共同で研究を実施。風邪を引き起こすウイルスに…

スマホの自撮りで血圧測定が可能に、トロント大学が新技術の開発に成功

スマートフォン(スマホ)で自分の顔の動画を撮影するだけで、簡単に血圧を測定できる技術を開発したと、トロント大学(カナダ)発達神経科学のKang Lee氏らが「Circulation: Cardiovascular Imaging」8月6日オンライン版に発表した。 この技術を用いれば、…

”ほぼ失明状態”から…視力が改善!世界初の『iPS細胞を使った角膜の再生医療』 大阪大学が発表

大阪大学は、iPS細胞から角膜の細胞を作り、目の病気の患者に移植したと発表しました。iPS細胞を使った角膜の再生医療は世界で初めてです。 発表したのは、大阪大学の西田幸二教授らの研究グループです。レンズの役割を果たす「角膜」が濁り失明する恐…

蚊に刺されないためにグラフェン製のシートが有効であると判明

グラフェンは炭素原子が六角形の格子構造をとったシート状の物質であり、電子機器や太陽電池などへの利用が可能と目されています。そんなグラフェン製のシートを服の裏地に使用することで、「蚊」に刺されることを防げると、ブラウン大学の研究チームが発見…

慶應義塾とYahoo! JAPAN、AIを活用した最適なプッシュ通知の実用化を達成 通知の開封率が最大60%超向上

慶應義塾大学環境情報学部(SFC)が、アプリのプッシュ通知においてAI(人工知能)を活用して最適なタイミングを検知する技術を開発し、実際のアプリにおいて効果があることが証明されたと発表した。 今回の技術は、SFCの中澤仁教授の研究室に所属する大越匡…

酸素と水素から水を作ろう 夏休みにできる爆鳴気実験

今回は、大きな音と光が出る爆鳴気(ばくめいき)実験をご紹介します。現在開催中の夏休み全国サイエンスショーツアーでも、子どもたちがとても良いリアクションをしてくれる実験で(イベント詳細はこちら)、ショーの後にどのように実験装置を作るのかお問…

土壌中のマイクロバイオームを分析して農家の生産性向上を目指すBiome Makersが4億円超を調達

農業は持続可能性の大きな問題に直面している。世界の人口は増え続けていて食糧の需要も増加しているが、それに伴い森林破壊や農薬、それに温室効果ガスの原因とされる一部の肥料の使用が増える危険性もある。農耕は炭素隔離の源でもあるが、でもどうやって…

「クモの糸」の強さの秘密、慶應義塾大学などが解明

慶應義塾大学の河野暢明特任講師らの研究グループは、Spiber株式会社のチームと共同で、オニグモのゲノムを決定し、世界で初めて多様なクモ糸タンパクとそれに関連する遺伝子の全貌を明らかにし、糸遺伝子の系統解析に成功した。 クモは7種類ほどの糸をシー…

シベリアで発見された耐寒性の植物がバイオ燃料の促進に役立つかもしれない

地球温暖化の進行を食い止めるため、世界では風力や太陽光を使った再生可能エネルギーの研究が進められているほか、トウモロコシやサトウキビといった植物を原料にしたバイオ燃料も石油燃料の代替資源として注目されています。そんなバイオ燃料の可能性を大…

肺がん細胞ほぼ死滅 金大の矢野教授らグループ 分子標的薬と阻害薬併用

日本人に多いタイプの、肺がんの細胞をほぼ死滅させることに成功したと、金大がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所の矢野聖二教授らの研究グループが16日発表した。がん細胞の増殖に関わる分子を狙い撃ちする分子標的薬と、がん細胞の活性化を抑える阻…

「明日は雪を降らせます」天気を操る「人工降雨」の奥深い世界

人類はついに、雨乞いを超えた。 広範囲に被害をもたらす豪雨や、交通網を一発で麻痺させる大雪。さいきん、極端な大雨/大雪がニュースになることが増えたように思います。 生活にもっとも重要といってよい「水」の源となる、雨・雪を安定して降らせるための…

トマトの廃棄物を使った夢の微生物燃料電池

<米研究チームが、トマト廃棄物が微生物燃料電池の強力なエネルギー源になり得ることを発見> 全米1位のトマト産地カリフォルニア州と2位のフロリダ州では、商業用トマトの3分の2~4分の3を生産している。当然ながらここでは、傷んだトマトや、ケチャップを…

夏の暑さを閉じ込めておいて冬に使うエネルギー貯蔵システム「MOST」が実用化にむけ研究中

うだるような夏の暑さに襲われている時に「どうせならこの暑さを貯めておいて、冬に暖房として使えたらいいのに」などと思ったことがある人もいるはず。現実には熱エネルギーをいつまでも保ち続けることは難しく、夏の暑さを冬に活用することは容易ではなか…

薄毛治療は再生医療で 実用化へ開発加速 神戸

再生医療技術を用いた薄毛治療の実用化が着実に近づいている。研究開発に注力するのは理化学研究所と京セラ、東京のベンチャー企業。頭頂部などの髪が薄くなる男性型脱毛症患者は、国内で約1800万人に上るためマーケットも大きく、三井物産と伊藤忠商事…

慶應義塾大学の大学院生が発見、世界でたった一組の三角形

慶應義塾大学大学院理工学研究科KiPAS数論幾何グループの平川義之輔博士課程生(3年)と松村英樹博士課程生(2年)は、『辺の長さが全て整数となる直角三角形と二等辺三角形の組の中には、周の長さも面積も共に等しい組が(相似を除いて)たった1組しかない…

【朗報】水から無限の再生エネルギーを生み出す「半人工光合成」技術が爆誕! ●●を使ってブレークスルー=英大学

次世代の再生可能なクリーンエネルギーとして世界的に注目されている「水素」。この水素を、水と太陽光から効率的に作り出す新たな技術が英ケンブリッジ大学で開発されたと話題になっている。「無限の再生エネルギー」を可能とする技術であると、英「Daily M…

風邪を引いてしまう理由に「細胞が持つ2タイプの防御機構」が関係していると判明

「季節の変わり目や寒い時期になると風邪を引きやすくなってしまう」という人は多く、アメリカでは1年間あたり延べ5億人が風邪になり、そのうち200万人が入院するほど重症化してしまうとのこと。そんな風邪を引いてしまう場合と引かない場合の違いに、「細胞…

天災続きの日本列島に、ノーベル賞確実の研究成果 ヒッグズ粒子がボトム・クオークと相互作用する湯川結合を初めて観測に成功

9月4日から5日にかけて関西を襲った水害と、前後するように北海道を揺るがした6日未明の地震は、各々それに続く2次的な災害の波及は大きく、本稿を書いている7日時点、いまだ収拾の目途が立っていない状況と伝えられます。 関西では連絡橋にタンカーが衝突、…

細胞リプログラミングを使って大ケガをしても「皮膚をキレイな状態に治すことができる」との研究結果

細胞リプログラミング技術を使って、大ケガやヤケドをして皮膚が大きく損傷したとしてもキレイな状態に治すことができるという研究結果が、ソーク研究所の生物学者であるファン・カルロス・イスピスア・ベルモンテ氏らの研究チームによって報告されました。 …

大きな粒が落ちて小さな粒が残る、不思議なフィルター膜

常識を覆す。 「ふるい」や「ろ過装置」といったフィルターは、小さなものをふるい落として大きなものを残します。しかし、先月末Science Advancesに発表されたのは、その真逆をいく「小さいものを残し、大きいものだけを落とす」フィルターに関する研究でした。 …

リバースエイジング! 英大学が、ヒトの老化細胞を若返らせることに成功

寄る年波には勝てぬ----。私たちは、生きている限り、加齢には抗えない。しかし、このほど、組織や器官における老化細胞に着目し、細胞の若返りを試みる研究成果が公開された。 ヒトの老化細胞を若返らせることに成功 英エクセター大学の研究プロジェクトは…

農産物を長持ちさせるApeel Sciencesはフードロス問題に一役買う

自動運転車やロボティックパーソナルアシスタントがありふれたものになりつつある時代にあって、持続可能な食物供給や流通といった基本的需要を満たす必然性は過去のものと考えているかもしれない。しかし実際はそうではない。 国連食糧農業機関(FAO)によ…

使い方に無限の可能性を感じる。MIT開発の、化学反応でふくらむエアバッグ

何に使えるのか、夢もふくらみます。 かつてプログラミングでトランスフォームする折り紙を発明したMITメディアラボが新たな試みを手がけています。それが、化学物質の反応による発泡でふくらむエアバッグ「Auto-inflatables」。 エアバッグといっても、自動車…

1度の注射で効果持続、血圧下げるワクチン治験

日本で開発された血圧を下げるワクチンの臨床試験(治験)が先月、オーストラリアで始まった。 1度の注射で効果が一定期間続くもので、大阪大発の医療ベンチャー企業「アンジェス」(本社・大阪府茨木市)が初めて開発し、2020年代前半の実用化を目指し…

“日本が知らない”海外のIT: 世話すると良く光る? 光合成で発電 オランダのエコな27歳が「照明になる観葉植物」開発

欧州では、1960年代から各国政府による環境保全に対する取り組みが始まり、近年企業の動きもますます加速している。実際、2000年~12年の間で環境製品や環境サービス関連の雇用は290万人から430万人にまで増えている。 環境意識の高まりは市民レベルでも。畜…

「リチウム空気電池」開発へ 空気中の酸素使う“究極の蓄電池”

ソフトバンクと物質・材料研究機構(NIMS)は4月11日、IoT機器向けに、空気中の酸素と化学反応してエネルギーを生成する「リチウム空気電池」を共同開発すると発表した。実現すれば、従来のリチウムイオン電池と比べて、重量エネルギー密度(重さ1キロ当たり…

人体で最大となる新たな「器官」が発見されたと研究者、ガンの転移に関連しているとも

ニューヨーク大学メディカルスクールの病理学者らが2018年3月27日付けのScientific Reportsで、これまで「体中の皮膚の下にある密度の高い結合組織」だと思われていたものが、「液体を運ぶ」「衝撃を吸収する」という役目を持つ「器官」であることを発見した…